第2章 強み発掘

第1章で強みの定義や特徴を確認したら、次はいよいよあなたの強みを発掘するワークに取り組んでみましょう。どうやったら強みを発掘できるのかというニーズにお応えするべく、強み総研では強みを知る方法として3つのワークを紹介します。

強み理論に基づいたワークは、これまでに経験したことのない作業となるはずです。このページに記載の注意事項を読んでから取りかかると、正確な結果が得られます。

記入例つきのワークシートをダウンロードしたら、必ず紙に出力して筆記用具で記入してお使いください。人間の視覚は、光とともに入ってくる情報を無批判に受け取ってしまいます。パソコンやタブレット、スマホのディスプレイ上でシートを見て、デジタル編集すると、内省的になることも客観的になることもできません。

ワークは1つずつ丁寧に解説します。ワークシートは希望者に無料で配布しています。下記フォームからお申し込みください。

目次

全てのワークにかかる所要時間

人によって大きく違いますが、数時間で終わることはありません。じっくりゆっくり、ひとつひとつ行うことをお勧めしています。

2-1. 強み発掘で注意する3つのこと

(1)見つかった強みに落胆しない
(2)強みと能力を混同しない
(3)強み発掘には長年かけてとりくむ

強み発掘をする時に気をつけていただきたいことが、3つあります。

(1)見つかった強みに落胆しない

第1章にも書いたように、「強みを見つけて仕事で生かしたい」「こんな強みを見つけたい」と思って探しても、まったく関係のない強みが見つかることはよくあります。
また、強みとは、自分にとっては当たり前すぎて「誰でもできる」と思い込んでいるので、せっかく見つけた強みを「たいしたモノではない」と思ってしまうこともよくあります。

しかし、どの強みも等しく自分が持つ「できてしまう」ことで、必ず意味があります。
強みの解釈や使い方は、どのようにそれを使うかで変わってきます。どんな強みが見つかっても、落胆せず、どこでどう使えるかを考えて使ってみましょう。

(2)強みと能力を混同しない

能力は社会生活に必要なもので、生きるために身につけてきたものです。
強みは、もともと「できてしまう」物事です。
はじめて強みを発掘する時には、この違いが少し難しいかもしれませんが、混同しないように気をつけましょう。

強みと能力の違いについては【強み理論 第1章 1-2.「強み」とは?】を参照してください。

(3) 強み発掘には長年かけてとりくむ

強みはできるかぎり多く見つけておいたほうがいいです。
場合や状況によって使える強みと使えない強みがありますし、強みを組み合わせればオリジナリティを高めることができるからです。

強みの発掘は、自分自身が本当に自分らしく生きていくための手助けになるので、1度発掘して終わりではなく、長年かけて徐々に成長する自分を作る気持ちでとりくんでみてください。

2-2. 強み発掘ワークシート記入時の注意点

ワークの注意点

●全て手書きで行うこと。
大切な部分は別の用紙に同じ内容を二度、三度、書き出してもらうこともあります。これは手で書く、目で読む、という作業によってその物事を強く認識してもらうためです。
●指示がある場合は必ず書き出すこと。
自分の勝手な判断で省略しないでください。
●直感やイメージ像を大切にすること。
思いついたことをはなんでも書き出します。「やっぱり違うかな」「ヘンかな」などと考えず、ひとまず書き出してください。
●過去のできごとを思い出す場合、たとえ子どもの頃のことであっても「今とは関係ない」として無視しないようにすること。
●あなたの中に眠る全ての情報を重視すること。

強み発掘ワークシート(記入例付き)

記入例つきの強み発掘ワークシートは、無料でダウンロードできます。下記フォームからお申し込みください。ダウンロード後、ご自身で印刷してお使いください。

では早速始めてみましょう。