(※この記事は、短編コラム②『違和感の正体はビジネスの限界でした』の続きです。)


お金に不自由なく、最初からビジネスをやるとどのような成果を得られるか知っていたなら、ほとんどの人がその活動はしないはずです。 なのにお金が手に入ると最初からそうしたかったと思うのは、今までできてきたことを止めてまた新しいことをやるのが嫌だからですよね? 僕もそういうところがあるからよくわかります。同じことなら安心で安全だし、何より上手くできます。

でも、やっぱ、違うんですよ。それは。 ある意味もう「嘘」って言ってもいいぐらいです。僕は多くの人を見ていてそう感じます。本当は違うんでしょ、そうじゃないじゃん、なんでそっち行っちゃうんだよ、と何度も何度も思ってきました。 僕の言葉って届かないのかなと思ったこともあります。

本当は何がしたいのか?と考えると、みんな欲しい物ややりたいことを言います。でもそういうのは当たり前になると何の価値もないものです。子供の頃に死ぬほどチョコレート食べたいと思ったのと同じです。 満たされないから満たされたいだけです。 本当は誰もが『自分が持つ強みを一番発揮できるところで活躍したい』と思ってます。ビジネスは業種とかビジネスの条件でのみ強みを使うことができます。だから本来の場所である人はほとんどいないんです。

そしてもうひとつ。 みんなそうやって活躍している自分は『心つながる人と一緒にいたい』と思ってます。強みが最大発揮できて、それで心通じ合う人と一緒にいたいんです。 男性で成功した人はこれを認めないし、自分を変えない。女性は怖いとか感情の問題に変えてしまったり、みんなが言っている幸せのようなものの方が大事だとか言います。
僕はこれまでずっとそういう人たちを見てきて、本当は悲しいと思ってきたことに気がつきました。 なんでそうやって自分に嘘をつくんだろう。誰でも「絶対に」自分の身の丈100%まで活躍できて、それがわかる人同士で心を通わせることがいいに決まってます。でもそうしようとしない。

なんだよ、ってずっと諦めてきました。 自分に対しても諦めていました。

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