仕事でキャリアアップしたい、良い条件で転職したい、良い環境で働きたい・・・。

そういう時に悩むのが強みを使った自己アピールですね。こんなことができるので、会社側にこのような利益を与えることができます、と具体的にアピールしてなんとか上を目指したい、そう考える人は「強み」を見つけたくて自己分析や自己診断のツールを使う人も多いでしょう。

そこでおすすめしたいのは「強み発掘」です。自分の資質を見いだして高めたい時に無視できないのが「強み」であり、強みを発掘して生かせばストレスなしで成果を得ることができます。今回は「強み」の本質と、なぜ「強み」を発掘した方が良いのかご紹介します!

まずは「強み」の本質を知ろう!

「強み」の本質をご存じでしょうか。強みを正しく理解しないと、能力と混同してしまったり、単なるスキルや長所と一緒にしてしまったりして、生かしきることができません。

「強み」とは、先天的に「できてしまうこと」。
努力や訓練なしに、なぜだか自分だけ「いきなり」高いレベルでできてしまうことです。ほとんど苦労せずに、他人よりもスムーズに優位に立つことができる物事のことです。

https://tsuyomisoken.com/tsuyomi/chapter1/tsuyomigainen/#1-2
強み理論 第1章 強み 1-2. 強みとは?

無意識で簡単にできてしまうこと、それで成果が上がることが「強み」の本質です。本人の自覚がないので認識しづらく、普段はスルーしてしまいがちに。

自分が思っている自分」の中には本来の強みは隠れていてわからず、「他人が見る自分」の中に「強み」があると思っても良いでしょう。さらに、他人に「これができるってすごいよね」と褒められたとしても「こんな簡単なことで褒めるなんて。別に特別なことではないのに。」と否定してしまいたくなるもの。それが「強み」の特徴です。

強みを発掘した方が良い5つの理由とは

なぜ強みを発掘すべきなのか、5つのポイントについてまとめました。

1)「強み」は「発掘」しないとわからない

強みを使って成果を出し成功したとしても、指摘されない限り「強みを使っている」という意識にはなりません。成果が上がっていることすら、認識せずに「まだまだできていない」と思う人もいるでしょう。それほど、強みを使うと簡単にできてしまうので、「たいしたことない」という認識になってしまいます。

自己分析のツールは世の中にもたくさんありますが、それで強みが自覚できるかというと疑問があります。強みは幼少期と大人になってからでは発揮の仕方が変わることもありますし、環境によっても強みの種類が変わることもあります。

ビジネスで成功したい、キャリアアップをはかりたいときにどんな強みを使っているのか考えても、自力で納得する答えが出るとは限りません。むしろ判らないの方が多いでしょう。

判らなければ意識して使うことはできません。強みは自覚できれば磨くことができます。 強みを見つけることを【強み「発掘」】と表現するのは、強みは丁寧に掘り起こさないとわからないからです。適切に発掘し、磨いていきましょう。

2)「成功に苦労はつきもの」という思い込みは不要

「若い時は苦労した方が良い、若い時の苦労は買ってでもしろ」と、「成果を出すまでに苦労をしなければいけない」と思い込み、「苦労してこその成功」という人が世間では非常に多いですね。

確かに、ビジネスをする上でやりたくないことや苦手なことでも、ビジネスに必要であればやるべきこともあるし、簡単な道ではなく苦労する人もいるでしょう。しかし成果を上げること、成功することを評価する時に、過程は関係ありません。成果が出たか出なかったかで評価すべきであり、過程で苦労するかどうかは関係ないのです。

大切なのは、成果が出るまでに適切な努力をしたかどうかであり、成果が出なかった時は成果が出ないやり方を繰り返していたことが問題なのです。強みを使うと簡単に成果が得られ達成感もないので「こんなに簡単で良いのだろうか。もっと苦労しないといけないのではないか」と不安に思う人や達成感を求める人もいるかもしれませんね。

簡単に成果が出るならばそのやり方をした方が効率的で、継続して成果を得ることができるでしょう。「苦労しなければいけない、回り道は必要なもの」という思い込みは捨てて、今すぐ成果が出る方法を採用しましょう。

3)努力して能力で得た成果には爆発力がない

世の中では「強み」よりも「能力」の方が評価されることがあります。それは、能力は社会に自分を合わせるために努力で得たものだからです。ですので、「尊いもの」と勘違いされます。

「能力」は、後天的に「できるようになったこと」。
外の世界(会社や学校など)に適用するためや、自分をうまく運ぶために、身につける物事です。努力や訓練によってできるように「なる」ことです。

https://tsuyomisoken.com/tsuyomi/chapter1/tsuyomigainen/#1-2
強み理論 第1章 強み 1-2. 強みとは?

最初は自分の中にはなかったものをどうにか手に入れ、世間一般的に良しとされるように自分を加工するものが「能力」です。もちろん、一定の成果は出ますが自分を「世間一般的な、常識の範囲内」の狭い範囲でしか使わないので、強みで成果が出るときのように爆発的な成果にはつながりません。

常識としては考えられないような大きな成果を出せるのは、強みを自覚して磨き、有効に発揮するからこそ。簡単に成果が得られるものが「強み」という武器なので、使わない手はないのです。強みを認識して生かせるようにするには、まずは発掘して自分で自覚することから始める必要があります。

4)「強み」という武器は諸刃の剣になる

強みは、単純に使えば他の人にはない自分だけの武器であり、簡単に成果が出せますが、それを使ったからといって「スーパーマンのように何でもできる自分」にいきなりなるわけではありません。どのような場でも等しく発揮されるべきものでもないですし、誰に対しても使って良いわけではありません。あくまでも、使う場と使う相手を選んで適正に使うべきなのです。

道端に咲いているタンポポをとるだけなのに、持っているからといって大きなナタで切ろうとしたら手を切ってしまうこともありますよね。人は、道具の利用方法を認識していれば、いつどこでどんな風に使うべきか自分で選択することができます。
ですが、手の中にある道具の使い方、使うべきとき、使うべき相手がわからなければ、使おうという意識にも上りませんし、間違えた使い方をして狙った成果が得られないこともあります。

自分の持っている強みが何なのか正しく理解して認識することで、どのようにして使うか選択ができるようになるのです。たくさん強みを発掘していつでも使えるよう自分の中で分類しておくと、選択肢が増え可能性が広がっていきます。

5)強みを使いまくると「強みの先」が見える

強みで成果を出すことを繰り返しやっていると、その先で想定していなかった状況になることがあります。単純に成功したとか、自分だけが強みを生かして成果を手にするとかではなく、成果が上がることが連鎖して周囲も巻き込み、良い循環が生まれることがあるのです。

これは簡単に予測がつくことではありませんし、強みを生かし続けて成果がたくさん上がらないとわからないことです。誰もがこの強みの先にあるものに到達できるとは限りません。

しかし確実に言えるのは、強みを使って生かしたからこそ到達できるのであって、最初の一歩は強み発掘で認識し、生かすことからです。何にでも最初の一歩とそこから続く道があります。着実に積み重ねていきましょう。

まとめ

強みを発掘した方が良い理由をまとめましたが、強みを発掘し生かせるようにするサービスはそう多くはありません。本質的に強みを理解して、うまく使えるように詳しく見ていくことが非常に重要です。
強み総研では、そのためのノウハウ、ツールがあるのでぜひご利用ください。

強みをもっと知る
https://tsuyomisoken.com/learnmore/