自分にはどのような個性があり、それをどう生かした人生を作ろうか?そんな悩みを抱える人は多いと思います。

就職や転職などの人生の転機などで自分の個性や価値の見いだし方に悩み、自分には個性がないと考える人も少なくないでしょう。

「自分らしさ」というのは、本来生まれた時から自分の中に存在する特徴で、個性のことです。では、個性を生かした自分らしい人生を作っていくにはどうしたら良いのか、深く掘り下げてみましょう。

個性を考えた時に無視できない「強み」のこと

個性とは何かを考えた時、「強み」のことは無視できません。強みとは他の人よりも簡単に、ストレスを感じることなく大きな成果を得られるものです。練習を全くしていないのに、いきなり成果が出せます。自分では強みを使っている自覚はなく「当然のこと」「普通そうだ」と思っていますが、それは違います。

他の人とは違って自分だけが成果を出せるもの、完全に自分だけのオリジナルなことが強みです。「強み」とは、言い換えればその人の持つ個性と言えるでしょう。個性を生かすということは、強みを生かすことにもなります。個性と強みは、別々に考えられません。

まずは「強み」を正しく理解しよう

能力と強みは全く別のものですが、よく混同されています。ここをしっかり理解して、自分の強みについて考えてみましょう。

「弱み」と勘違いされがちな「強み」とは

「強み」は自分では気がつきにくいので、むしろ「弱み」と勘違いされることがあります。「弱み」は、成果を得ようとしても人よりも他の人よりも成果を得られないことです。なぜこのような勘違いが起こるのでしょうか?

強みは、自分にとっては、息をするように当たり前にできてしまうことなので
●自分では気づきにくく、自覚しづらい
●人から強みを指摘されても本人は否定する という特徴があります。

https://tsuyomisoken.com/tsuyomi/chapter1/tsuyomitokucho/#1-4
1-4. 強みの特徴(1):自覚しづらい、気がつかない

当たり前にできてしまっているので、周りから「すごいね」などと褒められたとしても、ピンときません。当たり前にできることだからこそ、「自分なんてまだまだ全然できていないのに」とできていないものとして認識し、弱みだと思ってしまうことがあるのです。

例えば、わかりやすい文章を書けるので、よく作文が選ばれて教室の後ろにはり出されたり、文集に載ったりする子供がいました。その子は、「なんで普通のことしか書いてないのに、選ばれるんだろう。他の子の方がすごいのに」と、はり出されることをむしろ恥ずかしいと思っていたようです。

本人にとっては、普通のことなので「すごいね」と言われても、自分の文章が評価されていると思っていません。褒められても全く響かなかったのです。結果、大人になって文章を評価されても「私なんて全然つまらない文章しか書けないのに」と過小評価していました。

このように、自分では自覚がなく評価を否定してしまっていては、強みという自覚が生まれようもありません。強みというのは、発掘されてはじめて認識されるものなのです。

「能力」と「強み」を混同しないこと

能力は、最初はできなかったことが努力や訓練などでできるようになったこと。社会などに対して自分を合わせて、物事をうまくやるために得たものです。

能力でできるようになったことには、達成感や満足感があります。「成長した(以前の自分より変わった)」という感じも大きいです。また、努力と訓練によってできるようになっているので、「これだけできるようになった」と承認を求めがちになります。

https://tsuyomisoken.com/tsuyomi/chapter1/tsuyomigainen/#1-2
1-2. 強みとは?

生まれた時から、本来自分に備わっていなかったものが能力なので、強みとは全く違います。能力は本来の自分ではなく、社会と自分とをうまくマッチさせようとしているので社会性はありますが、本来の自分からはずれていることが多いです。もともとは持っていないものだったからです。

能力に注目してそれこそが自分と思ってしまうと、どんどん本来の自分とずれて「本来は自分はこういう人間ではないのに」と感じる可能性があるので注意しましょう。

能力も、強みという誤認が生まれることがあります。考えずに行動するあまり、小さい頃から親に「考えて行動しろ」と何度も怒られて育った子供は、「考えて行動しなければいけないんだ」と認識してしまいます。そこで、行動する前になんでも理由を確認する努力をしていたその子は、大人になるまでその努力を重ねた結果「思慮深い人」と言われるようになりました。

努力の結果、周りから「思慮深い人」と評価されると自分でもそうなのかな、と思ってしまいますが実は全く違います。むしろ「考えずに行動できる」ことが強みなのに、「考えて行動する」という能力を身につけてしまい本来の強みが隠れてしまっています。こういうことが起こるのは、非常にもったいないのです。

人はどのくらいの数の「強み」を持っているのか

自分にとってできるということが当たり前すぎると、強みがあるという自覚が生まれません。自分には強みがないのではないか、と思ってしまうこともあるでしょう。

しかし、誰にでも強みはあります。発掘していない、気がついていないだけなのです。

Q. 強みは、誰もが持っていますか?

A.誰もが数十〜数百個の強みを持っています。
その中には、自分には当たり前すぎて気づいていない強みもあれば、現在の生活や年齢と全くリンクしていないため、使われず眠っている強みもあります。
https://tsuyomisoken.com/tsuyomifaq/

強みに関するFAQ

気がついていない強みはたくさんあります。むしろほとんど気がついていないと言っても良いでしょう。

自分には個性がない、自分の強みがわからないと思うのも、無理もありません。ですが誰にでも必ず強みはあるので、しっかりと注目していきましょう。

自分らしい人生とは何か

自分らしい人生とは、一体どんな人生なのでしょうか。その答え、定義するものは人それぞれです。誰かが決めることではないかもしれませんが、シンプルに考えると「本来の自分で生きていく」ということが1つの答えになるのではないでしょうか。

本来の自分でなかったとしても、能力でも確かに成果は出せます。しかしいくら成果が出せたとしても、能力は外の世界の影響を受けるので、本来の自分というものを正しく使いきれていないのです。

自分らしさを生かして人生を作るには、個性にしっかり注目して生かしていくことが大切です。さらに個性の中でも成果をきちんと出せているところ、強みに注目することで自分らしい成果のとれる人生を作ることができるでしょう。

まとめ

本来の自分は何も特別な自分というわけではなくて、そのままの、素の自分というだけなのです。しかし年を重ねるうちに自分の周りのさまざまな要因で勘違いが生じたり、そのままの自分とは違うと感じたりすることは誰でも多少あるでしょう。

ですので、本来の自分を生かして人生を作っていくには、もちろん努力が必要です。その努力は、できないことをできるようにする努力ではなくて、今あるものやできていることに注目し続ける努力が必要なのです。これが、強みを生かした人生を作るということなのではないでしょうか。

強みは、発掘しないと認識できません。だから「探す」というレベルではなくて「発掘」というのです。自分らしい人生を望むなら、自分の中から磨いたら輝く原石の「強み」を掘り起こし、活用していくことは必須と考えて良いでしょう。

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