あなたのビジネスの軸になっているものはなんですか?
こだわり、好きだしやりたいという気持ち、これを売って欲しいという顧客の声など、ビジネスの中心におくものは、人それぞれでしょう。
今回は、売上が大幅アップになった方の事例から、強みを軸にしてビジネスを作っていったらどうなるか、そこから学ぶビジネスのあり方までご紹介します!

強みを軸にビジネスを構築するとは

「強み」を軸にしてビジネスを構築するとはどのようなことでしょうか?詳しく見てみましょう。

「強み」について正しく理解しよう

「強み」に関して正しく理論化されているのはこの強み総研だけ。能力や長所、スキルなどと混同しないよう、きちんと「強み」を理解することから始めましょう。

「強み」とは、先天的に「できてしまうこと」。
努力や訓練なしに、なぜだか自分だけ「いきなり」高いレベルでできてしまうことです。ほとんど苦労せずに、他人よりもスムーズに優位に立つことができる物事のことです。

能力」は、後天的に「できるようになったこと」。
外の世界(会社や学校など)に適用するためや、自分をうまく運ぶために、身につける物事です。努力や訓練によってできるように「なる」ことです。

強みの基本概念1-2. 強みとは?

自分自身では、強みを使っているという意識はありません。意識がないので達成感も生まれませんが、ストレスも発生しません。日常の動作と同程度の感覚でやっているのが強みであり、無自覚なのでたとえ成果を得ていてもよくからない人の方が多いのです。人から指摘されない限り認識することはなく、指摘されても「そのくらい誰でもできることなのに、なぜそんなことを言うのだろう」と否定してしまうのが、強みの反応の特徴です。

これに対して能力は努力している自覚があるので、ストレスも達成感も感じやすく、評価されると嬉しいものです。しかし、周囲の世界に自分を合わせて成果を出しているので、能力で得られる成果は狭い範囲に止まります。

ビジネスの中心に「強み」がある

ビジネスをしていく上で強みに注目し、とことん生かしたらどうなるでしょうか。他人よりも簡単に、息をするように成果を得られるのが強みですね。つまり、「簡単に成果が得られる」ことを自覚して積み上げていくのが強みを生かすことであり、ビジネスの中心に強みをおいて、強みを軸にすることにもつながります。

なぜ簡単に成果が得られるとわかるのか、それは強みを正しく発掘するからです。全く何の自覚もなく使っている武器が強みなので、発掘して自覚しなければ意識して使うことはできません。

強みは、自覚して磨き、伸ばしていけばどんどん成果が得られます。能力と強みは別のものですが、強みと能力をかけ合わせて使うこともできます。能力だけを使うよりも、そこに強みが加わると少しの努力でスムーズに成果が得られるでしょう。量産できる強みがあれば、少し努力をしてオリジナルのコンテンツを作ればそれを簡単に量産できますね。

また強み同士をかけ合わせることもできます。強みをかけ合わせると、得られる成果はより大きなものになるでしょう。この、強み同士をかけ合わせた例が次の事例です。
強みを基準に考え、どこを伸ばしていくべきか考えると自分のビジネスの方向性が見えてきます。

売上が14倍になった人の事例

強み総研代表の高橋邦欣がおこなっている『強みビジネスクラブ年間プログラム』の受講生の成功事例から、ビジネスのあり方を学んでいきましょう。

ものすごく素直な「天然の強み」

『強みビジネス年間プログラム』に男性経営者の方が来られました。その方は、過去にかなりの実績をなし得ていたようです。そういう、「相当の実績を得た経験のある経営者」には、頑固な部分がある方が多いのです。しかし、その経営者の方は驚くほど素直な方だったそうです。
本当に素直に、コンサルタントのアドバイスを信じて実行に移すことができる人でした。天然ですか、と言いたくなるくらい言われたことを「そうなんだな」とすぐに受け入れて行動できるところに強みがあるとわかり、「天然の強み」であることを高橋が本人に伝えました。

どこに強みがあるか見極める

この男性は、Web集客のノウハウを知りたくてプログラムに参加されたようですが、丁寧にヒアリングをするとリアルでの集客に強みがありました。そこで、本人の希望ではありませんでしたがリアルで集客する方法に集中しました。
もともと「リアルでの集客」に強みがあるところに、「素直に信じて行動する」強みをかけ合わせ、本来希望していなかったことでもどんどんやってもらった結果、売上が14倍まで成長したのです。

多くの人は「素直」に聞けない

人は、コンサルティングを受けてアドバイスをされても脳内で言われた内容を補完し、「こう言われたのはこういうことなんだな」と自分なりの解釈が加わることがあります。もちろん言われたことを理解するためにそのような脳の動きになるのですが、これがその人の成長を止めてしまったり、可能性を狭めてしまったりすることがあるのです。

脳内で変換されたことは自分の経験の中でのみ考えられたことであり、アドバイスの内容を正しく反映していると限らないのです。アドバイスする側の経験からくる言葉は、聞く側が経験していないことも含まれます。

素直に聞く、信じてやる

素直にそのまま聞く、それを確実に実行するのはたやすいことではありません。相手を信じることができなければ難しいでしょう。アドバイスの真意、なぜやるべきなのかがわからなくても、具体的な指示があればそれを信じて実際に行動できます。

理解できないと行動できない、という意見もよく聞きます。確かに、理解しがたい指示を受けたら、そんな気持ちになるのも無理はありません。しかし「理解」とは自分だけの狭い知見で自己流の解釈をする事であり、その結果コンサルタントからアドバイスされた着目点、やるべき行動の内容をねじ曲げる可能性があります。「理解」自体が間違えている可能性もあるからです。

また、信じることができなければせっかくのアドバイスなのに「やらない」という選択肢を選んでしまい、成果がでないなんてことにもつながりかねません。

売上が14倍になった男性経営者の事例は、リアル集客の強みと、この素直に聞き、素直に信じてやる「強みのかけ合わせ」が爆発的な成果を生んだ要因と言えるでしょう。これが強みで出来てしまうのは、理想的なことですね。

強みとして備わっていなくても、意識をしてなるべく素直にそのまま受け取り実行することは、もちろんできます。ビジネスをやっていく上では非常に大切なことなので、そこは日々常に意識してみましょう。

まとめ

本来、成果を出すためのノウハウとは、世間で一般的に言われているノウハウに自分を合わせていって、多くの人がやっていることをなぞることではありません。もっとシンプルに、簡単に成果を出すせる自分だけの方法論が必ずあるはずです。

大きな成果を得た人の事例から学ぶことはビジネスのあり方としてとても参考になります。どういう姿勢でのぞむかは、誰にでも共通して言えること。ただ、具体的にどう行動するかは持っている個性、強みによって一人ひとり違うのです。

成功例からビジネスのあり方を学んだら、その後どう行動するか強みに注目してみましょう!